ワークスタイル

会社vs在宅勤務【メリット・デメリットいい勝負】

会社で仕事するのと家で仕事するの、どっちがいいんだろう。

といった疑問にお答えします。

経営者のみなさまへ、通勤をがんばらせることは必要ですか?

インパクトあるサイボウズのCMが話題となっていましたね。

2020年4月に緊急事態宣言が発令されてから解除されるまでの約1ヶ月半、在宅勤務をすることになりました。

宣言解除後は必要に応じて出社し、基本的にはテレワークというハイブリッド型で仕事をしています。

同時期に在宅勤務や自宅待機を経験された方は多いはずです。

今回は、人生初の在宅勤務を経験して感じたメリット・デメリットをまとめました。
自分に合った働き方を見つける参考になれば幸いです。

結論:在宅勤務は体力的・精神的・時間的に余裕ができる

では、見ていきましょう。

私もテレワーク推奨派です。

在宅勤務のメリット

1.疲労軽減

通勤をしないので、満員電車に揺られることがありません。

雨や台風・真夏・真冬のなか外出せずに済み、天候に左右されることもありません。

また、「休むほどではない体調不良のとき」に会社だと奮い立たせて仕事をしないといけませんが、在宅勤務だと休みながら仕事を進めることができます。

休むほどではないときは疲れる要素が少ない家で仕事をしたいものです。

在宅勤務は通勤による外的ストレスや不可抗力による疲労を軽減できます。

2.時間の有効活用

片道30分~1時間の通勤時間、もっと言うと出社するために費やす身支度や準備時間が無くなる分、睡眠や自己投資に回せる時間が増えます。

とくに、現代で働く人々にとって睡眠時間の確保は本当に大事なことであるといえます。

しっかり眠れていないと、ベストなパフォーマンスやコンディションが保てません。

また、資格取得に向けて勉強中など自己研鑽に励んでいる方にとって、自分に使える時間が増えるのはありがたいこと。

自分のために使える時間が増えるメリットは大きいです。

3.リスクヘッジ

外出につきものなのが事故などに遭う可能性です。

「電車の遅延や事故等に巻き込まれて足止めを食らった」なんてことよくありますよね。

理由は何であれ、職場の人からすると”遅刻してきた人”という印象で一日がスタートします。

「間に合うように出発しているのに」、「自分のせいじゃないのに」、と思うとやるせないですよね。

いつもより遅れて会社に到着しただけが、いつも以上に疲れている気もします。

外出をしなければという観点では花粉症や感染症も同じで、通勤がなければこういったリスクに遭遇する確率は下がります。

4.業務の効率化

会社では会議やミーティング、来客・電話対応、部下の教育など、人との関わりなく過ごす日は少ないです。

自分の意思ではないタイミングで手が止まる瞬間が多々あり、気づいたら終業時間なんてこともありえます。

在宅勤務では自分のペースで仕事ができ、集中力や作業効率のアップにつながります。

仕事がはかどる分、作業の効率化や管理など普段なかなか手をつけられないでいたことに時間を費やすことも可能となり、視野が広がります。

5.休憩中や終業後の過ごし方

会社と在宅の違いは何といってもやはり”寝転ぶことができる”ではないでしょうか。

そこなの?笑

気兼ねなく横になることができる会社は少ないと思います。

寝転ぶどころか、休憩室がなく自分の席で休憩しているという方も多いはずです。

休憩中でも電話がかかってきたり、上司や同僚・部下に仕事の話をされたら対応しなければいけません。

音楽を聴いたり映画を観たくてもイヤホンはしづらいというのが現実です。

家ならとにかくソッコウで自由!

6.ワークライフバランスが整う

その名の通り、仕事と生活の調和がしやすくなります。

「終業時間を過ぎているけれど周りを気にして帰れない」なんてことはありません。

メリハリをつけて残業をせずに働くことで、充実したプライベートを歩めると幸福度も高まります。

産休・育休・介護期間中でも自宅で仕事ができるので、働きたい人にとっては好都合ではないでしょうか。

意識の高さ尊敬します。

「テレワークならできるのに」という問題を解決できると、離職防止にもつながるため会社と社員双方にとって大きなメリットとなります。

7.自由

時間の使い方や作業場所など、監視の目がないのでとにかく自由です。

最低限のルールは守りながら、やるべきことをやっていれば誰かに何かを言われることはありません。

「あの人ちゃんと仕事しているの?」という感情を抱かれることも抱くこともないのが、勤務姿が見えない良い部分です。

次にデメリットを見ていきましょう。

在宅勤務のデメリット

1.環境整備

・在宅勤務ができる環境

会社・自宅ともに家で仕事ができる環境を整える必要があります。

必須アイテムのパソコンやネット環境、ときにはプリンターなど、会社か社員どちらが準備をするにせよ設備投資に費用がかかります。

・ツールの準備

データで資料を確認するためのツール、会議やコミュニケーションに使うツールの設定を完了させておく必要があります。

場合によっては新たに費用がかかる可能性もあります。

準備不足や通信トラブルの発生で仕事が進まなくならないように事前準備は必須です。

・家族の理解

家に家族がいる場合は仕事中という理解をしてもらうことも大切です。

はじめは高確率で「家にいる=休み」と思われることでしょう。

また、ほかの家族も在宅勤務の場合はお互いに気遣いが必要となり、家事・育児・介護等の生活スタイルも変わる可能性があります。

2.メリハリがつかない

本来は心身共に休む場所である自宅での仕事は、気持ちを切り替えて働くことが難しくなるときもあります。

人目を気にすることがなければ緊張感もありません。
しかし誘惑は山ほどあります。

切り替えという部分では会社のほうがはかどるかもしれません。

反対に、つい働き過ぎてしまうパターンも。
絶対に今じゃなくていいことは明日にまわすメリハリのつけ方も必要です。

3.コミュニケーション不足

・”気軽に”できない

連絡や質問をするとき、面と向かって伝える場合と文字や声のみの場合とでは、伝え方や伝わり方が変わってきます。

間柄にもよりますが、書き言葉と話し言葉は区別しなければいけません。

どうすれば伝わるかといったことを考える必要があり、文章が苦手という方はこれらが原因で連絡をしなくなりコミュニケーション不足に陥ります。

・モチベーション低下

人と関わることでモチベーションを維持している方にとってはコミュニケーション不足となり、つらく感じるかもしれません。

何気ない会話から得る有益な情報というのもあり、人付き合いは知らない世界を知る機会にもなります。

人との関わりが減ると、自分自身が進化するチャンスも減ってしまいます。

4.管理体制

会社に郵便物が届く場合や会社から郵送をする場合、誰かが対応しなければいけません。

となると、全社員一斉の在宅勤務は難しく、公平性を保つためにもシフト制での出勤体制など、新たな制度が必要となり仕事や管理事項が増えます。

5.生活費がかかる

今まで会社にいた時間を家で過ごすため、その分の光熱費や食費がプラスされることは必至です。

これが気になる方にとっては大きなデメリットとなるでしょう。

6.運動不足

本当に動かなくなります。

外に出ないことに慣れてくると、買い物・ごみ捨て・ポスト確認ですら外出がおっくうになります。

運動不足による体力・免疫力低下が病気をしやすい体をつくる可能性を高めてしまいます。

久々に出勤をした翌日は軽い筋肉痛になるほど運動不足になっていました。

立つ・座る・歩く量が圧倒的に違うので、会社に行くだけで運動になっているんだなと改めて気づきました。

まとめ

在宅勤務の最大のメリットは体力的・精神的・時間的に余裕ができ、あらゆるストレスが軽減されることです。

自分が望むペースや環境で仕事をすることができ、パフォーマンス向上につながります。

メリハリがつかない、コミュニケーション不足でモチベーションが維持できないなどがデメリットとして挙げられます。

在宅勤務を望んでいる方・余儀なくされている方に、気持ちよく在宅勤務をするコツを紹介します。

在宅勤務のコツ
  1. 外出できる身だしなみに整えて気持ちを切り替える
  2. 時間を意識する(始まり・終わり)
  3. 休憩は毎日ある程度決まった時間にとる
  4. 家の中の環境は最適にする(整理整頓・音・室温など)
  5. 集中が切れたら思い切って全然違うことをする
  6. 人と関わる(SNSで考えや気持ちを文字にして発信するだけでもOK)
  7. 時には頑張らない
  8. 在宅勤務だからこそを楽しむ

ぜひ、上記を意識して”良い職場作り”をお試しください。

今は働き方を自由に選択できる時代です。

長く・楽しく働くためにも快適な環境はとても大切です。

自分に合った働き方でより充実した時間を過ごしましょう!

以上です!読んで頂きありがとうございました!