といった疑問にお答えします。
- なぜ情報共有をしないのか
- 情報共有がないとどうなるのか
- 情報共有をしない人との関わり方や対処法
どこの会社にも情報共有をしてくれない人っていますよね。
リモートワークの普及でコミュニケーション不足や情報共有の無さに悩んでいる方も多いはず。
情報共有がないことが原因でさまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。
私は過去に、「新入社員の入社を知らされておらず、たまたま同じタイミングで同じ仕事をしていて二重作業となった」経験があります。
同じような経験をしていたりストレスを感じている方に向けて、情報共有をしない理由や解決方法をまとめたので、少しでもストレスを減らして心穏やかに働いていきましょう。
結論:情報の共有度は感覚の違い、積極的に聞き続けるかあきらめる
では、見ていきましょう。
なぜ情報共有をしないのか
職場や会社などで決定した「情報」は基本的に上から下(上司から部下)へという流れで降りてくるかと思います。
決定事項を上層部が共有してくれないと、部下たちは仕事ができません。
しかし、大事なことを何も伝えてくれない人はこの世にたくさんいます。
彼らの深層心理は下記が挙げられます。
- ①不要だと思っている
- ②伝えなくてもわかると思っている
- ③忙しすぎる
1つずつ見ていきましょう。
①不要だと思っている
「重要事項ではない」・「共有する必要性はない」という判断をされているパターンです。
- 新しい企画を始める
- 方針が変わった
- クライアントとの決定事項
などの新情報があったとしても、緊急性・必要性に欠けていると判断された場合は、周囲の人に知らされることはありません。
②伝えなくてもわかると思っている
- A.「自分が知った・知っている=周りも知っている」と思ってしまうパターンと、
- B.「自分が伝えなくても、何かしらの方法で知ってもうらことができるだろう」と思っているパターンがあります。
複数人での会議で決まった事項などの場合、自分が情報を伝達しなくても、人づてで他の人も知るだろうと思っている可能性が考えられます。
他には、「議事録や資料・データなどを見ることで情報を得ることができるだろう」と思っていて直接の共有はされないなどもあります。
③忙しすぎる
忙しくてシンプルに頭と手と気が回っていないパターンです。
上記3つの共通点は、「無意識」や「悪気はない」ということです。
情報共有をすべき立場にある人と共有をしてほしい人との、感覚的ズレがストレスを生み出しています。
情報共有がないとどうなるのか
大前提で仕事に支障が出ます。
- 生産性
- 品質
- コスト
- 納期
上記4つの観点から、情報の共有がないことで起こる問題を見ていきましょう。
①生産性が下がる
仕事を進めていくにつれ、「あれ、これ言われていないな」と周りの人はあとになって気づきます。
気づいたときにはすでに業務に着手しているので情報の獲得が遅れていますよね。
「なぜ言ってくれないんだ」という気持ちが芽生えてモチベーションが下がる原因にもなります。
つぎつぎと出てくる「これは何だ」や「これはどうするのか」を解決していくことに時間を取られ、生産性が下がります。
②品質が落ちる
本来知っておくべき情報を知らずに仕事をすすめているため、必要事項が漏れており質の悪い成果物ができあがります。
また、クライアントに依頼されて行う仕事の場合、社内共有ができていないがゆえにクライアントからの信用を失う”会社の品質の低下”も起こり得ます。
③コストがかかる
情報共有ができていないと、本来発生することのない”一度完了した業務の追加作業”によって生じるお金や人件費・時間などの無駄コストが発生してしまいます。
④納期に遅れる
”②品質が落ちる”にもあるように、必要事項の漏れによるやり直しによって納期に間に合わなかったり、そもそも納期が違っていたなんてことも無きにしも非ず。
生産性や品質・コストや納期などあらゆる面で、情報共有がきちんと行われていないとトラブルになります。
トラブルを回避するためにも、情報共有をしない人との関わり方や対処法を見ていきましょう。
情報共有をしない人との関わり方や対処法
結論として、下記の2点が挙げられます。
- 積極的に自分から情報を聞きにいき続ける
- 諦める
① 積極的に自分から情報を聞きにいき続ける
上記、積極的に自分から情報を聞きにいき続けることがポイントです。
どんな人にも当てはまりますが、人の思考や行動を変えることは簡単ではありません。
考えや行動を変えてもらおうとすることにあなたの貴重な時間を使うのはもったいないです。
自分が柔軟に対応するほうが賢明ではないでしょうか。
また、自分からコミュニケーションを取り続けることで、「意欲的だな」と思ってもらえて積極性をアピールできます。
相手が上司であるならば、評価につながります。
情報共有をしない人は基本的に悪気はないので、どんどん聞いて「その情報必要なんだよ」を質問することでぶつけましょう。
②諦める
「積極的にいくの疲れた」という方は、いったん諦めるという方法もあります。
あまりオススメの選択ではありませんが、「何かあっても最終的に責任をとるのは自分じゃないし」という悪魔のささやきに身をゆだね、楽になりましょう。
とはいえ、仕事をしている以上、必要最低限のコミュニケーションや情報の聞きだしは必要です。
頑張り過ぎず、程よい力加減で業務を遂行するときがあっても良いと思います。
まとめ
仕事をするうえで”情報共有をしない人”はたくさんいます。
共有をする立場にある人が共有をしない原因は、下記の3つがあります。
- 不要だと思っている
- 伝えなくてもわかると思っている
- 忙しすぎる
上記に加え、人それぞれの感覚の違いが情報共有度問題を引き起こしています。
必ずしも自分の常識が人の常識だとは限りません。
「こういう人もいるんだな」と冷静に考え、頑張りすぎない程度に自ら積極的に周囲とコミュニケーションを取り、自分が”情報共有をしない人”にならないように気をつけましょう。
以上です!読んで頂きありがとうございました!
私も過去に、「1分でも時間を割いて口頭やメールで”こうなったよ”と伝えてくれていたら、1時間かけて答えを探さなくてよかったのに」ということがありました。