といった疑問にお答えします。
- 牛肉の29種類の部位について
焼肉といえばカルビ・ハラミ・ロース・タンなどが人気ですよね。
牛肉は上記以外にも食べられる部位がたくさんあります。
どこからどこまで食べることができるのか、カルビやハラミはどこの部位にあたるのかなどについてまとめました。
結論:ほとんどの部位を食べることができる
では、見ていきましょう。
- 牛肉の29種類の部位について
- 牛肉の29種類の部位と特徴
- ①9割の人が食べたことある?「タン」
- ②顔(ツラ)の肉「ホホニク」
- ③ひき肉やスープに「ネック」
- ④よく耳にする「カタロース」
- ⑤いろいろあります「カタ」
- ⑥すき焼きやしゃぶしゃぶに「カタバラ」
- ⑦煮込み料理に「スネ」
- ⑧最高級部位「リブロース」
- ⑨ステーキといえば「サーロイン」
- ⑩サーロインの内側「ヒレ」
- ⑪ほとんどの牛肉料理に「ランプ」
- ⑫みんな大好きカルビ「トモバラ」
- ⑬バラの一部「カイノミ」
- ⑭ビーフカツやたたきに「ウチモモ」
- ⑮カレーやシチューに「ソトモモ」
- ⑯漢字にすると芯玉「シンタマ」
- ⑰おしりの先「イチボ」
- ⑱ホルモンの代表「シマチョウ」
- ⑲シマチョウに続いて「ショウチョウ」
- ⑳”尾”を意味する「テール」
- ㉑好き嫌いがわかれる「レバー」
- ㉒1つ目の胃「ミノ」
- ㉓2つ目の胃「ハチノス」
- ㉔3つ目の胃「センマイ」
- ㉕4つ目の胃「ギアラ」
- ㉖ヒレ肉に次ぐ柔らかさ「ラムシン」
- ㉗あなたの心にハーツを「ハツ」
- ㉘え、そうだったの?「ハラミ」
- ㉙極・「シャトーブリアン」
- まとめ
牛肉の29種類の部位について
お店やおうちで牛肉を食べるとき、あなたは何を選びますか?
牛肉には食べることができる部位がたくさんあって、赤身や内臓など部位によって味や見た目が異なります。
たくさんある牛肉の部位のなかでもよく耳にする29種類について紹介していきます。
牛肉の29種類の部位と特徴
①9割の人が食べたことある?「タン」
特徴
舌の部位。
鮮度が高いものは刺身で食べられるほど、脂肪が多くて根元に近いほど柔らかいです。
②顔(ツラ)の肉「ホホニク」
特徴
頬の部位。
エサを食べるのに運動量が多いため、肉質はかためです。
ゼラチンがたっぷり含まれていてうまみがあります。
別名「ツラミ」とも呼ばれています。
③ひき肉やスープに「ネック」
特徴
首筋の部位。
よく動かす場所なので味は濃厚でうまみも豊富です。
肉質はかためでスープやひき肉料理などにも向いています。
④よく耳にする「カタロース」
特徴
肩あたりの部位。
牛肉のなかではとても大きな部位で濃厚な風味とうまみを楽しめます。
⑤いろいろあります「カタ」
特徴
首に近い腕あたりの部位。
総称して「肩」といわれていますが、「ザブトン」・「ミスジ」・「トウガラシ」・「サンカク」といった部位が集まっていて霜降りが入りやすいため、すき焼き・しゃぶしゃぶ・牛丼などいろいろな食べ方ができます。
⑥すき焼きやしゃぶしゃぶに「カタバラ」
特徴
前脚にある部位。
運動量が多く脂肪が少ないです。
肉質はかたいので薄く切ってすき焼きやしゃぶしゃぶにして食べるのもおすすめです。
別名「三角バラ」や「カルビ」などでお店で出てくることもあります。
⑦煮込み料理に「スネ」
特徴
すねの部位。
運動量が多いので、筋が多く脂肪がほとんどありません。
味が濃厚なので煮込み料理やスープにも適しています。
⑧最高級部位「リブロース」
特徴
背中の部位。
最高部位のひとつとされており、肉厚でとても柔らかくさまざまな料理に合います。
⑨ステーキといえば「サーロイン」
特徴
腰の部位。
リブロースに続き最高部位のひとつとされており、柔らかくて甘みがあります。
「サーロインステーキ」という代名詞になっているくらいステーキに適しています。
⑩サーロインの内側「ヒレ」
特徴
サーロインの脊椎内側にある部位。
運動量が少なくとても柔らかいですがしっかりとした肉質です。
1頭の牛からわずかしかとれない希少部位とされています。
⑪ほとんどの牛肉料理に「ランプ」
特徴
腰からおしりにある部位。
きめが細かい赤身のもも肉で柔らかくて上品です。
ユッケなどで食べられることからその柔らかさがうかがえます。
⑫みんな大好きカルビ「トモバラ」
特徴
胸からお腹(肋骨)にある部位。
トモバラは「ソトバラ」と「ナカバラ」があり、カルビのメインとなる部位です。
味は濃厚で脂が多く、焼肉店では定番人気のひとつです。
⑬バラの一部「カイノミ」
特徴
ヒレ肉の近くにある部位。
柔らかくて甘みがあり、バラとヒレの良さが合わさったような肉質です。
⑭ビーフカツやたたきに「ウチモモ」
特徴
後ろ脚内側の部位。
脂が少なくヘルシー。
ビーフカツやたたき料理に使われることも多いです。
脂肪分を抑えて赤みを食べたい方におすすめです。
⑮カレーやシチューに「ソトモモ」
特徴
後ろ脚外側の部位。
「ナカニク」・「ハバキ」・「シキンボウ」に小分けされます。
運動量が多い筋肉部分なので、ウチモモよりかためでしっかりとした歯ごたえがあります。
⑯漢字にすると芯玉「シンタマ」
ももにある部位。
球状だから「シンタマ」と呼ばれており、脂肪が少なく柔らかい赤身です。
「マルシン」・「カメノコウ」・「マルカワ」・「ヒウチ」に小分けされます。
⑰おしりの先「イチボ」
特徴
おしりの部位。
弾力があり貴重な赤身部分です。
柔らかい部分はステーキとしてもよく食べられています。
⑱ホルモンの代表「シマチョウ」
特徴
大腸にある部位。
脂が多く歯ごたえもあります。
噛めば噛むほど甘みがまし、別名「マルチョウ」・「テッチャン」とも呼ばれています。
⑲シマチョウに続いて「ショウチョウ」
特徴
小腸の部位。
脂がたっぷりで噛みごたえがあります。
コラーゲン豊富で低カロリーです。
もつ鍋にもよく使われています。
別名「コテッチャン」とも呼ばれています。
⑳”尾”を意味する「テール」
特徴
しっぽの部位。
よく煮込むととてもおいしく、コラーゲンが豊富でテールスープに使われることが多いです。
㉑好き嫌いがわかれる「レバー」
特徴
肝臓の部位。
食感や味にクセがあり、お肉なのにコクのようなものを感じます。
鉄分が豊富なので栄養価は高いですが、好き嫌いがわかれる部位です。
㉒1つ目の胃「ミノ」
特徴
1つ目の胃の部位。
肉厚でコリコリとした歯ごたえがあり、内臓系の中では臭みがなく淡泊な味わいです。
㉓2つ目の胃「ハチノス」
特徴
2つ目の胃の部位。
ハチの巣に似ていることから名づけられています。
あっさりした味わいで噛めば噛むほどうまみがにじみ出るタイプです。
㉔3つ目の胃「センマイ」
特徴
3つ目の胃の部位。
ヒダが千枚も重なっていそうな見た目から「センマイ」と呼ばれています。
ざらざらした舌触りと見た目で好き嫌いがわかれそうですが、さっぱりとした味わいで食べやすいです。
㉕4つ目の胃「ギアラ」
特徴
4つ目の胃の部位。
脂が多いので噛むほどうまみが増し、ホルモンですが赤身に近い食感です。
別名「赤センマイ」とも呼ばれています。
㉖ヒレ肉に次ぐ柔らかさ「ラムシン」
特徴
ランプとイチボの間の部位。
赤身と脂のバランスがよくジューシーな希少部位です。
㉗あなたの心にハーツを「ハツ」
特徴
心臓の部位。
ハツの名前はHeartからきています。
筋繊維が細かくコリコリと歯切れがいいです。
ビタミンB1やB2・鉄分が豊富で美容にもってこいです。
㉘え、そうだったの?「ハラミ」
特徴
横隔膜の部位。
肉厚で柔らかく歯ごたえがあって、うまみとコクを感じられる焼肉では人気の部位です。
見た目は完全に赤身肉ですが、内臓です。
㉙極・「シャトーブリアン」
特徴
ヒレの中心部位。
ヒレ肉の中心部に位置する最高級に肉質がいい部分で、1頭の牛からとれる量が非常に少なく希少価値がとても高くなっています。
箸で切れるほど柔らかいといわれています。
まとめ
牛肉は、顔からしっぽまで食べられる部位がたくさんあります。
場所によって味や食感が違い、焼肉以外にもいろいろな食べ方ができます。
お店によっては細かくメニューに書いている場合と、いくつかの部位をまとめて聞きなれた名称を書いている場合があるかと思います。
何を食べるか迷ったときは、それぞれの特徴を思い出して好きな部位を見つけるきっかけになれば幸いです。
これからの牛肉ライフをより美味しく楽しくお過ごしくださいね。
以上です!読んで頂きありがとうございました!